■素材と形は?
畳は床と呼ばれる内部とそれを覆う畳表からできています。床は稲藁が材料です。畳表はみなさんご存じのい草です。大きさは約180cm×90cm。厚さはもともと40cmあるものを5cmにまで縮めるそうです。
畳が庶民の暮らしにも使われはじめた江戸時代、稲藁は稲作によるいわゆる産業廃棄物なわけですが、それを住まいに利用したというわけです。
重いほど上等です。だいたい15kgぐらいだそうです。結構重いですよね。僕も畳を返してみましたが、これが重い。畳はフローリングと違って、何ともいえない不思議なクッション性をもち、吸湿性、吸臭性、吸音性に優れているそうです。日本の気候風土にはもってこいというわけですね。
■使い方は?
畳の使い方はみなさんご承知の通りです。それではメンテナンスの仕方は? 畳の掃除の基本は拭き掃除、雑巾がけです。そうすることにより不思議なクッション性、足ざわりが残る。お茶っ葉をまいてから掃き掃除をするほこりがとりやすいです。
春と秋の大掃除の時は畳をはずし、陽に当ててほこりを叩き出していたそうです。三年目にして畳表を裏返し、五年目にして畳表を替えます。床はそのままだそうです。
ここで考えさせられることがあります。それは掃除機です。掃除機のために畳の空間がなくなったのか、畳の空間がなくなったから掃除機が増えたのか。みなさんどう思われますか。掃除機では一週間どれだけのゴミやほこりが出たのかわかりませんが、箒ならわかります。
また古くなってしまったとき、買い換えるのもお金がかかる。そんなときはゴザをオススメします。ゴザを敷けば、また新品のいい匂いがしますよ。
■ここが和だ!
フローリングのように床がしっかりした材料でできている国々では、家具調度什器の類が非常に発達しています。西洋の宮殿なんかに行きますと、いやなくらい家具調度什器の類で室内が埋め尽くされています。インテリアを飾ったり…。
しかし畳は床としては非常にデリケートなものですから、室内に不要な家具調度什器の類を出しっぱなしにできません。タタミが痛んでしまいます。つまり畳が床材であるため、和の住まいの空間はあまり物をおけない平面的な空間とも言えます。僕の部屋もずいぶんと置きっぱなしの家具が減りました。
そんな「道具と家具の違い」を言っている方がいるので下記にご紹介。 ぜひ読んで下さい。
■使っていての感想
やっぱり畳ですよ。居間フローリングの上で暮らしているあなた。すぐに畳の部屋に変えましょう。こういうことは理屈ではありません。変えてみれば分かることです。今難しい人は、今度住むところでは必ず畳の空間にしてください。そこから日本人のすべてがふくらんできます。畳は食で言うお米のようなものです。住環境のすべてです。日本の暮らしの空間のすべては畳からはじまります。(ゆう)
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