ケンジの和楽社中民俗館…社中が集めてきた珍品道具の数々

ねんねこ半纏【ねんねこはんてん】

子守半纏ともいい、幼児の防寒、養護のために用いる。広袖、おくみがある。丈は膝くらいまである。幼児を背負って、ねんねこ半纏を着、前を打ち合わせて紐を止める。




■素材と形は?
 半纏そのものは、仕事用や防寒用など、その細かい種類は沢山ありますが、その一つであるねんねこ半纏は特に冬に利用され、木綿や銘仙(和服地用絹織物)で織られ、冬用は綿入りで保温性を高くしてあります。袖丈は袖口と同寸の広袖(ひろそで)タイプです。


■使うてみた感じは?
  まず、元気な赤ん坊を落ちないようにしっかりと紐で背中におぶり、その上からねんねこを赤ん坊の顔が出るように羽織ってください。冬場に親子共用の防寒着として、また春先は薄めの生地で装飾的に着ます。両手が空くので、雑務時や赤ん坊を連れてよそ行きの時に役に立ちます。
 実際に人を載せたわけではありませんが、寒い冬に人が寄り添うと互いの体温で少し暖かくなるように、ねんねこも使用時は親子の互いの体温を逃がさず、さらに暖かくなると思われます。つまり道具それものだけでは未完成で、二人で使うことでさらに機能性が増すと言えます。僕の場合、赤ちゃんはまだいませんが、冬場には重宝しています。暖かいんです、ホント。

■ここがええねん!
 
ステキです。これこそ親子の愛です(今回は真剣!)。こんな時代、胸が痛くなるような悲しいニュースが、しょっちゅう報道されています。僕は子育ての経験がないので、お母さまたちのように説得力のあることは言えませんが、一つの道具を親子二人で同時に使い、かつ世代を超えてその赤ん坊が親になったときにまた同じものを使う、これは「一具共用」です。これも「これから日本人」には必須アイテムでしょう。また自分で好みの着物柄を選べるからお洒落だし、すぐベビーカーに頼らないその姿は、力強く格好いい母親です。 (ケンジ)

 


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