■素材と形は?
材料は多くの場合が木材です。戦後は合板にプラスティックで表面加工し、金属の脚の卓袱台は若い人でもピンと来る人があるかもしれません。あれも一種の卓袱台でしょう。
小さいもの(一人〜二人用)は約36cm〜45cmくらい。大きいものは60cm〜90cmくらいになります。高さはだいたい20cm〜30cmが標準です。そのくらいが床座には調度いいです。それでもって木製だから結構軽い。丸いものは転がせば子供でも移動できます。テーブルや机のような置きっぱなしの家具とは大違い!
脚がしまえることがテーブルにはない卓袱台の特徴です。特に一人暮らしにとってはこれからも十分利用価値があると思います。
■使い方は?
もちろん食事時に使います。必要のない時はたたんでしまい、茶の間は違う空間に利用できます。多くの場合は子供が勉強で利用したり、お茶を飲んだりするときにも置いていたようで、本当に必要のない時以外は、茶の間の主役として真ん中にどすんと構えていたようです、テレビがくるまでは…。
卓袱台には真ん中に15cm四方の穴のあいてあるものもあり、真ん中には火鉢などを置いていたそうです。その上で、鍋をしたりしたと私のおばあちゃんは言っていました。もちろんその穴にはフタもありますよ。
私も卓袱台を使っています。とってもかわいく、何か和食が食べたくなります。注意点は熱いものを置かないこと。帳面に縫ってある塗料が変化してしまいます。熱いものを置くときはちゃんと鍋敷きを敷きましょう。
■ここが和だ!
卓袱台は意外にも新しい道具で、大正から戦前に普及しました。それまで日本では一人ひとつずつお膳の上にのせて食事をとっていました(ちなみに高さも違っていたそうです)。僕のおじいちゃんも大正時代はお膳を使っていて、それはMYお膳だったそうです。それが何と大正デモクラシーをきっかけに民主的な考え方が普及し、食卓もお膳から円卓(卓袱台)が広まっていったそうです。驚きました。おじいちゃんに聞いたら、やはり昭和に入ってから卓袱台を使うようになったそうです。
ただ西洋の思想“デモクラシー”を取り入れただけではなく和の道具の思想“たたんでしまえる”ことはちゃんと引き継がれよね。(わか)
■使っていての感想
卓袱台は居間で使っていますが、通常はしまっています。大小2種類の卓袱台を持っていますので、普段は小さい卓袱台を食事の時に出し、終わったらしまっています。みんなが来たときは大きい方を出します。用が済んだらしまう方のが、掃除もしやすいし、寝ころびやすいし、ホント卓袱台は和楽な暮らしには欠かせません。僕は約30cmほどの卓袱台の低さが好きです。茶碗も口元まで持って行かざる終えない机の高さ。これがいいですね。低いので肘もつけません。お行儀がよくなると思います。(ゆう)
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