waraku style 社中の仲間が語る『これから日本人』

「和楽って何がしたいの?」。よく質問されます。和楽のテーマは『暮らし』。これは一概に伝えづらい。そこで、和楽社中で活動する社中員のインタビューをまとめました。みなさんに少しでも僕らの考えや実際のライフスタイルがわかっていただければと思います。

和楽亭の犬
寅次郎

いつも風を感じていたいんだよね、と寅さん。その目は遠いかなたを見つめていた。

2002年京都に生まれる。一応五つごという。生後三ヶ月のときに、姉の珠子と一緒に和楽社中のもらわれ、一応和楽犬として働く。和楽亭の軒下にある工業製品の残骸やゴミをことごとく破壊し、社中の貢献に勤めている。しかし、いきおい和の道具や大事な植木までも抜いてしまい、とても怒られている。つい最近、虚勢手術をしてしばらくの間落ち込んだが、そのときの経験を生かし、今後一切、病院との縁を切ることを決意。相棒のゆうと2人の同居人と暮らす。えさはドックフード30%と残り飯70%(七和三洋!?)。飼い主に似て、食は細いほう。趣味は風を感じることと遠吠え、自転車での散歩。雪駄をかむこと。性格はおっとり。

和楽亭の人々と僕

和楽亭は古い民家なので、縁側があります。そこを犬小屋代わりにしていますが、日中は陽が当たって気持ちがいいです。いつも主人が家にいるので、散歩には事欠きません。たまに主人が留守のときに悪さをしますが、一度、姉の珠子と家の塀を突き破ったことがあります。あのときはさすがに怒られましたね。木造はもろいので気をつけないといけませんね。
 「ほねっこ」はもらってもすぐに隠してしまって、かわりに「ねっこ」を掘ってかじっています。貧乏性でしょうか?結構代用品になりますよ。
 普通の犬とのいちばんの違いは、自分で言うのもなんですがたくましいこと。半ノラ半家くらいの生命力はあります。力も強いですよ。なんとリヤカーだって引くことができます。走るのもとてもはやいですよ。

ご近所さんとの会話のきっかけになったようです

僕はよく散歩に来るおじさん柴犬や近所の小学生と、世代を超えた交流をしています。ご主人が家にいるので、たいていの人とは仲良くなれます。置いてきぼりの犬じゃあこうはいきません。
  和楽亭に来るいろんな人との交流は楽しいですね。番犬としては吠えるのが仕事だけども、着物でやってくる人たちはなぜだか落ち着きます。ゆうパックの人も、もう顔馴染みですよ。
 他に心がけていることは日本の住まいは開放的なので空き巣に狙われないようにすること。人が来たら吠えを欠かさずする事が大切だと思います。

水鉢で寝るのもけっこう気持ちいいですよ

寝床は水鉢を使っています。これを聞いて驚く犬もいるかもしれないけど、まるいのでとても収まりいいですよ。夏は涼しくて気持ちがいいです。ポイントはあるものを上手に活用すること。最初からお金をかけてしまうと、その後の暮らしもお金で解決するスタイルになってしまいます。
 以前、犬用のテントをもらったのですが、ぜんぜん落ち着かなくてちっとも入りませんでした。やっぱりビニール素材はなじめませんね。僕は床机と縁側が好きです。上に乗ったり、下にもぐったり自由に使い分けています。でもクサリが絡まって、一ミリも動けなくなるのは頂けませんね。そのときは悲しい目をして、ご主人にとってもらうしかありませんよ(笑)。

主人のライフスタイルのおかげで僕も強くなりました

食事は主にカリカリのドックフードですけれど、よく残り飯をまぜてもらっています。将来的には7割程度は残り飯でもいいんじゃないかと思っています。昔の犬はだいたい残り飯を食べていたと聞いています。
 現代犬の問題は食事云々の問題以前に、日頃の運動不足や生活環境、コミニュケーション不足から来る精神的な問題のほうが多いと思います。また、暮らしの中で自分たちもリサイクルの輪の中で生活しているっていう喜びもあります。ぼくはこれで15〜6年は生きてくっていう自信がありますね。ぼくら自信が「なんだ、これでも生きてけるんだ」ってことを証明していきたいです。
 いいものをもらうかわりに、遊んでもらう時間がなくなっては元も子もないですから。ペットブームもいいですが、物質で甘やかすんじゃなく、早く帰って来て一緒に遊んでもらいたいですね。やっぱり、時短が一番だと思います。
※このインタビューは空想です。事実に基づいていますが、実際寅が日本語で話しているわけではありません。代筆はじゃんでした。